葛飾区議会議長を辞任

本10月14日、第3回定例会最終日を以って葛飾区議会議長を辞任させて頂いた。この1年を振り返り、様々な思い出が想起される。

台風19号が首都圏を襲い、葛飾区でも約2万人の方々が避難されたのは議長に就任した翌日のことだった。私は緊急招集に備えて待機を要請され、未明まで情報収集や申し入れを行った。波瀾のスタートだった。

東京23区の区議会を代表し、中国の北京市や広東省の人民代表大会(議会)を公式訪問する機会も頂いた。日本と中国は数多くの緊張や矛盾も孕んでいる。しかし、東アジアにとって日中関係の安定が望ましいことは間違いない。会談した中国要人には日本留学・駐在の経験者が多く、心情的には親日家が少なくないことを実感した。草の根レベルでの友好交流は大事にするべきと思う。

年が明けると、区役所の仕事始め式に於ける幹部職員への年頭挨拶や、はたちのつどいに於ける新成人への祝辞など、初めて経験する議長公務が続いた。ところが、新年会をこなすうちに新型コロナウイルスが猖獗し、3月以降は行事や会合が次々中止となった。

緊急事態宣言の下、区は様々な感染症対策や経済政策を講じた。それらを首長の専決処分で対応した自治体もあったが、未曾有の危機にこそ議会が率先して機動性を示すことが重要だと考えた。結果、葛飾区議会は臨時会を3回にわたって開催し、本日までに6次にわたる補正予算を成立させた。異例のことだったが、給付金をはじめとする区民の厚生向上に資することができたと思う。

また、緊急事態宣言にあたっては、清掃一部事務組合議会を構成する東京23区の議長同士が連携し、廃棄物処理手数料の納付期限を延長する支援策も実現した。

あっという間の1年だったが、議長として得難い経験を頂戴した。お支え頂いた区議会議員をはじめ全ての区政関係者の皆さんはもちろん、何より私を議会に送って下さった地元の皆様に改めて衷心より厚く御礼申し上げたい。

後任の秋本豊栄議長は葛飾区で初めての女性議長である。ご活躍を心からお祈り申し上げ、今後は議会の一員として新議長をお支えしたい。

1年間ありがとうございました。